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鮎返ノ滝溶岩

鮎返ノ滝溶岩
資料番号 AC-34
英語名 Ayugaerinotaki Lava
記号 Ag
分布する自治体 南阿蘇村
概要 南阿蘇村の鮎返の滝を構成しており、中央火口丘群の岩石の中では最も古い溶岩です。どこから噴出したかは、その後の他の火山活動に覆われているため不明です。 この溶岩は、滝から栃木温泉付近までの河床と白川・黒川の合流点付近の黒川河床にも露出しています。また、本溶岩は地表で観察される中央火口丘溶岩のうちで最も古いもので、宇都ほか( 1994 )の中央火口丘群初期の岩体の一部であると考えられています。岩石は、 SiO2 53 % の輝石かんらんせき玄武岩です(渡辺, 1972 ;小野・渡辺, 1985 )。