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高野尾羽根溶岩

高野尾羽根溶岩
資料番号 AC-28
英語名 Takanoobane Lava
記号 Tob
分布する自治体 南阿蘇村, 阿蘇市
概要 阿蘇カルデラの西部、中央火口丘群の西斜面に見られる高野尾羽根火山(溶岩ドーム)を作る流紋岩質溶岩です(渡辺, 20032003)。過去には西南の役の際に戦場となり、その後昭和3年に京都大学火山研究センターが設置されました。 岩石は、SiO2が 72 -73 %の輝石黒雲母流紋岩でです。下位の久木野層と直接する部分では溶岩が水冷されたと考えられる岩相が認められます(渡辺, 200 3)。このことは、この火山が水底で噴火を開始した後、成長したことを示しています。